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Blog 2026/01/10

米国の医療について

CO2027のRHです。私は米国に来て約1ヶ月のタイミングで、AEP(本授業前の語学授業)のクラスメイトとサッカーをしていた際に、転けて左腕を骨折しました。22歳ぐらいの子と年甲斐もなく張り切った結果の怪我で非常に恥ずかしかったですが、その話は一旦置いておきまして今回は私の経験を基にテキサス州の医療について書きたいと思います。

私が受けた医療サービスは大きく分けると以下の5つです。

  • 救急の一次処置(痛み止めの注射やレントゲン)
  • 入院(1泊)
  • 左腕の手術
  • 飲む痛み止め&アスピリン
  • 経過観察のレントゲン検査

私は救急車は使いませんでした。救急車代がすごい高いという話を聞いていたので、一緒にサッカーをしていた友人に大学関係の病院に送ってもらいました。大学の施設でサッカーをしていたので、その施設管理者がその病院に電話してくれたのもありがたかったです。

病院到着〜処置

私が病院に着いた時間はだいたい20時ぐらいでしたが、痛みに耐えながら待っていると、約2時間後に名前が呼ばれました。診察室みたいなところに行き看護師さんみたいな方に軽く状況説明したら、痛み止めの注射を打つかと聞かれてお願いしました。注射を打ち痛み止めの薬も飲んだら、再び待合室に戻るように言われましたので、待合室で再び待ちです。しかし、ここからいくら待っても私の名前が呼ばれません。忘れられているのではないかと不安になり3時間ぐらい経った時に聞いたら、「順番待ちだから待つように」とのことなのでひたすら待ちます。待合室に再度戻されてから待つこと4時間、ようやくもう一度呼ばれました。ちなみに待っている間は痛み止めのおかげでほぼ痛みはなかったのですが、痛みが戻り始めたぐらいで呼ばれたので上手くできてるなーと少し感心しました(たぶんたまたまですが)。

処置

ここからが実際の処置です。お医者さんみたいな人に状況を簡単に説明してレントゲンを撮ったところ、腕の骨1本と手首の骨も折れてるから手術しないといけないと言われました。しかし救急医療には手術できる人がいないので、明朝手術になるとのことでした。整形外科の人は毎日出勤ではないらしく、翌日に手術できるのはラッキーだよとも言われました。こんな痛みの中、一夜過ごさなきゃいけないのかと絶望していたのですが、久しぶりにサッカーを1時間半やった&その時3時ぐらいだったので、ベットにたどり着いたらすぐ寝落ちしました(笑)。

手術

翌朝8時に起こされるとすぐに手術をするとのことで服を着替えたり、簡単な手術ではあるもののリスクはゼロではないという説明を受けました。ここで素晴らしかったのが、この手術に関する説明をオンラインで通訳の方と繋いでいただいて日本語で受けることができました。それまでも何とか英語でコミュニケーションで取っていましたが、手術等の専門用語は分からないのでこれはかなり助かりました。手術自体は全身麻酔が効いたら、気がついていたら終わっていたので特に書けることはありません。余談ではありますが、麻酔医が来てくれて口に吸引機みたいなのをつけたら、次第に眠くなってきて寝てしまったのですが、麻酔医に起こされて今から麻酔をかけるよって言われました。単純に眠くて寝てしまっていただけで恥ずかしかったです。(笑)

手術後

手術後は痛み止めの薬をもらい、痛み止めのカテーテルを体に差した状態で退院しましたが、このカテーテルで私は大失敗をしました。お医者さんからは「このカテーテルがなくなったらボールが萎むので、完全に萎んだら管を取ってね」と言われました。しかし痛みはあるし、ボールは萎んでいってるように見えなかったので、上手く刺さってなかったんじゃないかと思って1日半ぐらいで抜いてしまいました。しかしボールの作りが内側で真空になっている(日本の味が落ちない醤油みたいな作り)ようで、ちゃんとカテーテルは効いていました。残りの1日半ぐらいは本当に痛かったです。その後は、3週間後に抜糸をして、2ヶ月後・3ヶ月後にレントゲンで経過観察をして終わりという流れでした。

医療費

恐らく皆さんが気になっていらっしゃる医療費についてです。私も正直ずっとこの医療費が怖かったです。米国医療は、まずは自己負担で全額払って、保険会社負担分が後から入ってくるという流れと聞いていたので、自己負担分払えるかなどを心配していました。若干脇道に逸れますが、UTでは留学生は強制でBlue Cross Blue Shieldという保険に強制加入になります(授業料の請求に保険代も含まれています)。テキサス州のこのBlue Cross Blue Shieldはアメリカ人に聞くと、一番保障が手厚いものだから安心していいとのことでした。ちなみにアメリカでは社会保険(医療保険)という仕組みがないので、民間保険会社が発行する保険証が日本でいう保険証と同じ扱いになります。民間なのもあって、オンラインでマイページに入れば保険証が表示されるというのも便利で良いと思いました。

さて余談が過ぎましたが、私が実際に払った医療費は約$2,400です。2,400円でも、保険適用前のお金が$2400でもなくて、保険適用後の実際に払った金額が$2,400になります。そして日本とかなり違うのが、病院がまとめて請求をするのではなく、病院内の所属ごとに請求が来ます。私の場合、まず最初に整形外科から$450の請求がきて、その後麻酔科から$400、最後に救急科から$1,520の請求が来ました。そのため、私は最後の請求が来た時変な詐欺にかかっているんじゃないかとかなり疑っていました(笑)。さて、こうなると保険適用前っていくらなんだと疑問に思ったところ、一番大きい支払いの救急科はTotal Chargesは$71,383でした。日本円に直したら1,000万円の大台突破です。アメリカでは医療保険に加入は絶対にしければいけないと聞いていましたが、これを見て本当にその通りだと思いました。UTでは留学生の医療保険は強制加入ですが、ご家族の保険は強制加入ではなくご自身で手続きが必要なので、ご家族がいらっしゃる方は必ず何らかの保険に加入することを強くお勧めいたします。

ここまで医療というタイトルで書いてきましたが、骨折はやや特殊なケースだと思います。一番皆さまが気になっている普通の病気や風邪で受診した時はどうなるのかは、私も経験がないので今後経験した際に書きたいと思います。今回の私のケースは救急が一番お金がかかっているので、救急さえ使わなければ$1,000以内に収まります(それでも高いですが)。また、待ち時間だけはもしかしたら日本より長いかもしれませんが、それ以外の処置は日本と変わらないと思います。むしろ通訳を無料でつけてくれるなど様々な配慮がされている点ではさすが多様性の国だなと思いました。アメリカで出産を経験された日本人からも、特に困った経験をしたという話は聞いたことがありません。少し不安を煽るような記事になってしまったかもしれませんが、保険に加入しておけばすごい大事になるということはないです!

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