CalimateCAP MBA Summit 2025

1年生のTSです。今回は、私と2年生3名で参加してきた表記のClimateCAP MBA Summit 2025についてのブログ記事を書きます!
ClimateCAPは、気候変動関連のビジネスに関心のあるMBA学生向けの学習リソースです。ClimateCAPのミッションは、未来のビジネスリーダーである現在のMBA学生が、気候変動の課題を理解し、対応できるよう準備することで、ビジネススクールが気候変動について教えることの重要性を強調しています。また、McCombsを含む多くの提携校があり、学生向けの様々なイベントやリソースを提供しています。ClimateCAPの主なプログラムには、以下のようなものがあります:
- ClimateCAP MBA Summit: 毎年開催される対面式のサミットで、多くの学生が参加します。
- ClimateCAP MBA Fellowship: 選抜された学生向けの12ヶ月間のプログラムです。
- MBA Academy: オンライン学習シリーズです。
サミットについて
ClimateCAP MBAサミットは、ClimateCAPの主要なプログラムの一つで、気候変動がビジネスに与える影響に関心を持つ世界中のMBA学生、ビジネスリーダー(起業家)、専門家、政府関係者が一堂に会し、学び、議論し、ネットワークを構築するためのイベントです。毎年、ClimateCAPの提携校の中からホスト校を変えて開催されています(ちなみに2023年はTexas McCombs、2024年はMichigan Ross)。
2025年のサミットは、カリフォルニア大学バークレー校のハース・ビジネススクール(Berkeley Haas)で開催されました。開催期間は、2025年2月28日(金)から3月1日(土)で、参加者はMBA学生を中心に、43校から359名のMBA学生を含む合計500名が集まりました。チケットは発売後数分で全て完売しており、アクセスが集中した結果ページが読み込めず買えなかったという方もいます。
メインステージでのセッションや様々な Breakout Session があり、エネルギー、金融、サプライチェーン、消費財といった様々な分野における気候変動の影響や、食料システム、アパレル・繊維産業といった具体的な業界における持続可能なソリューションなどが議論されました。
個人的に面白かったセッションは、「Zero Emission Vehicles and Sustainable Transportation」で、カリフォルニア州のエネルギー政策担当者や充電器スタートアップのCEO、テスラのPM、EVチャージャースタートアップのCGOが参加していたセッションです。トランプ大統領の再選やテスラの先行き不安といった逆風が吹いている中でも、カリフォルニア州はEV施策に積極的なこともあり、会場にはいい緊張感が漂っていたように感じました。企業単体の視点よりも、政府関係を含む様々な視点を持ったステークホルダーによるパネルディスカッションの方が話も深まって面白いです。

所感
McCombsからは、主にCleanTech Groupの学生が参加していましたが、他のMBAスクールの学生と交流できる機会を得られたのはありがたかったです。また、他のMBAスクールの校舎に入るのはこれが初めてだったこともありますが、UC Berkeleyの校舎やBerkeleyの街は良い雰囲気で、日系のIZAKAYAもあり丸二日間楽しめました。来年は4月17~18日にワシントン大学フォスタースクールオブビジネス(Foster School)で開催されます。McCombsに入られる方も、他のMBAスクールに入られる方も、機会が合ったらぜひ現地で会いましょう!

