Curriculum
McCombs MBAのカリキュラムは、多様なキャリアパスへの対応や、協調的学習環境、ビジネス界とのつながりや実用的な学びを育むことに重きを置いてデザインされています。
具体的には、
1)多様なキャリアに対応するために履修科目のカスタマイズが1年目から可能です。Core科目の一部がCustom Coreであり、1年目のFall Semester後半からキャリアに合わせて一定のカスタマイズが可能で、かつ翌Spring SemesterからはElectiveの履修も始まります。
2)多くのクラスでクラス内での貢献(効果的な発言や議論への参加)が評価され、グループワークも組み込まれています。成績評価に占める割合が高いクラスでは50%以上になる場合もありますが、ベースとして協調的な学生が集まっていることから、雰囲気は決して競争的ではなく、建設的な議論で学びを深めることがでいます。
3)更には、多くのクラスで多様かつ豊富な経歴を持ったゲストスピーカーが招待されることや、Practicumと呼ばれる企業との共同研究プロジェクトが極めて豊富なことも特徴的です。また、Interdisciplinaryな分野への積極的な取り組みも大きな魅力の一つです。例えば、Energy関連では複数学部の生徒が参加してプロジェクトを推進する授業もあります。
MBA1年目
1年時のCore科目はすべての学生がCohortと呼ばれるクラス単位で受講する必修で、Quarter制を採っています。Quarter制とは、1 Semesterを半分に区切り、前半Quarterと後半Quarterで異なる科目を履修する制度です。Core科目を週に2時間×2コマで集中的に学ぶことで、幅広い科目を12月までにほとんど修了できます。Core科目の一部はCustom Coreとして選択制になっているため、秋後半(Fall 2nd) Quarterから授業のカスタマイズができます。また、春学期からElective科目が履修可能です。こうした科目選択の柔軟性により応用レベルの授業を履修した上で、サマーインターンシップに備えることができます。
大半のCoreを半年という短期間で駆け抜けるので、アメリカ人学生でさえ「忙しすぎる」と嘆く人が多いですが、その分Fall Semester終了時には、タフなスケジュールを乗り切ったという満足感と、Spring Semesterから早速始まるElectiveクラスに対する昂揚感を得ることができます。入学直後は、授業の進度に面食らうかと思いますが、過去に学習の経験が無く、英語が非ネイティブであっても、必死に勉強すればついて行けない速度ではありませんし、努力する学生には教授の手厚いサポートもあります。モチベーションを高く保って乗り切れるように頑張ってください。
MBA2年生
卒業への最低必要単位を満たすにはElective科目(3単位/科目)が合計12科目必要です。典型的には1年目のSpring Semesterに2科目、2年目のFall Semester/Spring Semesterに5科目ずつ履修します。 金銭面や労力面で問題がなければ更に多くの選択科目を取ることも可能です(学費は科目数に比例して増加します)。また、1年生向けのCustom Core科目(2単位)はあくまで1年生優先ですが、定員に空きがあれば2年生でも履修可能です。