UT校友会に参加して感じたこと

こんにちは!Class of 2026のRSです!夏休み期間に日本で参加したテキサス大学の校友会(UT校友会)に関して記載します。
UT校友会とは?
ものすごく簡単に説明するとUTの老舗日本人OB・OG会のことで、年次総会と親睦会を兼ねて日本で開催されます。直近UTの大学院をご卒業された世代から、一番上は1970年代にUTをご卒業された世代まで、幅広くご参加されます。在学中の学生が校友会に参加するケースが私が初めてであったとのことで、直近のAustinの環境を含めた近況報告、また、同じくMBAで今年5月にご卒業されたKSさんとAustinやUTを題材とした漫才を披露しました。
学校を卒業以降暫くAustinへの訪問を叶えられていない方も一定数いらっしゃる中、近況報告を実施するにあたって1990年代のAustinと現在のAustinの比較から入ったところ、30年前のDowntown Austin(中心街)には高層ビルが1,2棟しかなかったのが、現在では企業が州内外からAustinに拠点を移転するうえで有象無象に新設中のオフィスやマンション、複合施設用の高層ビルが建設ラッシュ中であること、Google傘下のWaymo(自動運転タクシー)に乗車した際の実体験に対する参加者の驚きの表情を見て、成長真っ只中の街で自由に学び実践できている立場のありがたみを実感しました。漫才は『それ懐かしい!』という意味合いも含めた笑いを随所でとれて、やって良かったと個人的には大変満足しました。笑

当日の雰囲気
当日は新たなネットワークを形成される方、昔を懐かしむ方々等多数いらっしゃいました。私自身、恥ずかしながら校友会参加まではMBAの直近のOB・OG以外の方と接点を持つ機会がほとんどなかったのですが、UT卒業後、内資・外資・産業問わず様々な方面の第一線でご活躍されている方々と関係を構築することができ、UT卒業生の社会への影響力の大きさを実感することができました。また、当日は本イベントに合わせて、現在UTで留学生向けの奨学金提供等をご担当されているLi Ta-Lung氏*も来日され、日本人含めたUT全体の卒業生の学校に対する貢献に関してご講話いただきました。加えて、本校友会の会長を歴任されている飯村様もご自身が運営されている財団(飯村平和財団**)から学生に対して奨学金を提供されており、現在でも毎年UTを訪問して評議会等にご参加されて今後の学校の目指す姿をご協議される等、学校やコミュニティに対する貢献具合も強く感じました。


夫々の貢献
UTはアメリカでは学部・MBAともに著名であるため、アメリカの第一線で活躍するOB・OGに関しては自然と耳にする機会が多いですが、UT校友会に参加してそれは日本でも同じだったということに気づきました。また、バックグラウンドに関わらずどのOB・OGも社会奉仕の精神が強く、またそれがAustinという街の協調性や貢献を重視するカルチャーから来ていることも痛感しました。学校外に目を向けてみると、Austinには他米国の大都市より小さいものの日本人コミュニティ(Austin Japan Community)が存在しており、地域ボランティアの実施・文化交流のためのイベント開催・日本人の子供向けの補習校の運営等に精力的に携わる方々が多くいらっしゃいます。私はMBA前に米国の他都市で駐在していたのですが、Austinの日本人コミュニティは特にPay it Forward精神が強く、夫々が自分の強みを活用して誰かのために行動する貢献の連鎖のようなものをよく見かけいつも感心しております。
自分は日本やアジアの受験生にとっては馴染みの薄い当校や当地の理解を少しでも手助けできるよう、当校のMBAのアンバサダーを担っております。学生という立場でいる間はこれでいいのかなと思いつつ、7か月後には(おそらく)卒業式を迎えている中、卒業後この地の人のために貢献できることは何だろうか、と考える良い機会になりました。
*https://cns.utexas.edu/directory/ta-lung-lin
**https://global.utexas.edu/news/iimura-peace-scholarship-enables-triple-major-student-graduate