STEP May Vienna – Vienna Innovation Program
CO2025のHYです。こちらもかなり時間が経ってしまいましたが、2024年5月に参加したオーストリア・ウィーンでのSTEPについても体験を共有します。その前 (同年3月) に参加したコペンハーゲンでのプログラムについては既にブログ投稿してありますので、ぜひご覧ください。
STEPとは?
McCombsのGlobal Learningには大きく分けてShort-Term Exchange Program (通称STEP) とGlobal Connectionの2種類があります。STEPはMcCombsの教員が引率するGlobal Connectionとは異なり、提携校のビジネススクールが主催するプログラムに参加します。提携校のプログラムにも寄りますが、世界各国のMBA生やビジネス系Master生が同じ期間に参加していますので、異国の地の馴染みのないキャンパスで見知らぬクラスメートと共にプログラムを進めていくことになるのが特徴です。
プログラム概要
Wien University of Economics and Business (通称WU) のキャンパスで行われる2週間のプログラムになります。テーマはイノベーションで、プログラムの正式名称はVienna Innovation Program (VIP) です。余談ですが、WUのキャンパスは建物含めてとても美しく、”宇宙船”と呼ばれるメイン棟は観光スポットにもなるほどの名所です。
McCombsからは私含め当時の1年生5名が参加しました。クラスはアメリカ (Chicago BoothやUNC Kenan-Flagler) だけでなく、カナダやニュージーランド、アルゼンチンのビジネススクールに加えて、主催元であるWUのMaster生で構成されていました。また、Full-time MBA生はMcCombsとKenan-Flaglerのみで、残りはEMBAやPart-time MBA、他のビジネス系Master となっていました。平日は午前にイノベーションに関する主要なトピックを講義やケースディスカッション、ゲストスピーカー等を通じて学び、午後は予めアサインされた4-5人のグループで最終日のプレゼンに向けて、プロジェクトを進めるというスケジュールで進んでいきます。グループワークには経験豊富な教授陣からのコーチングセッションも含まれており、学んだフレームワークや知識をタイムリーに実践していく日々でした。今回のプロジェクトテーマはファイナンスセクターにおけるヘルスケアビジネスの新規事業創生で、ドイツのとある銀行と保険会社がプロジェクトスポンサーとなり、実際の事業課題に対して各チームが新規事業を提案しました。
学び・気づき・感想
ハードワークでプロ意識が高いナイスガイなメンバーに恵まれ、充実したグループワークを経験することができました。最終的に審査員からNo.1の評価をいただくことができ、頑張りがきちんと報われて嬉しかったことを覚えています。濃い時間を過ごしたチームメンバーとは今でも連絡を取り合う良い友人関係が続いています。
また、国籍やバックグラウンドが多種多様な学生が参加するプログラムであるため、欧州校の特徴であるダイバーシティの豊かさを存分に感じられる環境がとても貴重でした。WUのプログラム運営と全体的なアレンジもしっかりとしており、2週間の間に横のつながりを醸成するカルチャーナイト (McCombsでいうところのInternational Night) や風光明媚な都市への日帰りトレック、ワイナリーツアー、コンサート鑑賞、ウィーン市内ガイドツアー等の様々なイベントが盛り込まれていました。今回参加したメンバーの多くが社交的だったこともあり、WU側が用意したイベントとは関係なくクラスで飲みに行ったり、クラブにいって夜中までワイワイ騒ぐなど、まさしく”Work hard, play hard”の日々で、自チームだけでなくVIPに参加した他の学生とも仲良くなって素晴らしい時間を過ごすことができました。
終わりに
オーストリアは周辺国へのアクセスも良いため、クラスメートたち (自分も) はプログラムの前後で欧州旅行も楽しんでいました。McCombsでは1年生時しか参加できるチャンスがないため、Bidは大激戦となりますが、イノベーションに関心があり、学びも遊びも全力で頑張れる人にはおすすめプログラムです。
P.S. ウィーンは浴場文化があることでも有名ですが、週末にスパ (日本でいうところのスーパー銭湯) へ行って、サウナでリフレッシュする時間が最高の癒しでした。同級生と遭遇して不意に裸の付き合いとなったことはいい思い出です。